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【パリレポート】パリ2区の和物ブティック『Cool Japan』

伝統工芸の魅力創生オンラインサロンメンバーでフランス在住の黒田さんによる、フランスにおける日本文化に対する関心や状況などの取材記事になります。
今回は和紙ノートUKIEを販売していただいてますパリに店舗を構えるCOOL JAPANさんを取材した内容になります。

今回はパリ2区のオペラ座とルーブル美術館を結ぶ、オペラ大通りにやってきました。

この大通の南北の真ん中にある、地下鉄のピラミッド駅があります。
この駅を中心にレストランやパン屋さん、食品スーパー、理髪店や書籍店、雑貨屋さんや小物屋さんなど 、日本のサービスや商品を提供する店舗がならんでいます。
日本人や日本語が通じる店員さんも多く、日本人にとっては便利でありがたい場所です。

この界隈はヴァカンスシーズンを問わずに世界各国からの観光客でたえず賑わっておりますが、今年はパンデミックの影響で観光者が少ないです。
普段は通りを歩いていると、英語やスペイン語、イタリア語やドイツ語、アジア系の言葉など、さまざまな言葉を耳にしますが、今年は通りすがる人からまったくそのような声が聞こえません。
地下鉄のピラミッド駅から西に歩いていくと、特に日本関連のお店が多いサンタンヌ通があります。

 

この通りには昨年から、和紙ノートや大島紬のカバー付きの和紙ノートの販売を協力していて頂いているお店、Cool Japanがあります。今回は、このお店のオーナーであるクリスティーヌ 山本さんにお話を伺いました。以下はお話の内容です。


お店の歴史

「私は夫とCool Japan 2009年の秋に創業しました。その前は日本アートのギャラリーに20年間勤めていた経験があります。
私達はその当時、日本の様々な伝統工芸品をパリで紹介できるようにしたいという思いがありました。

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数ある日本の工芸品の生産地の中でも、質の高い工芸品を作る職人が多く、その当時まだパリで知られていない金沢という町を選び、そこを軸に事業展開をしてきました。
そして、加賀友禅の専門店 ゑり華さんや金沢箔で有名な箔一さんと商品提携をしてきました。
次第に取り扱う商品の幅が広がり、絵画や衣類など日本から新たな商品を見つけ、販売する事が楽しくなってきました。
和紡布(わぼうふ)という自然栽培した綿から作られた健康志向のタオルやふきんは、私たちの店では注目の商品となっています。
2015年に不幸にも夫が他界しましたが、従業員の協力のもと、私がお店の後を任されました。
長くに渡ってご贔屓にして頂いているお客様の声に耳を傾け、現在も新らしい事にさらに挑戦することに打ち込んでおります。」

 

お店のお客様

「Cool Japanのお客様は、やはりフランス人が圧倒的に多く、それと同じくらいヨーロッパ隣国からのお客様が、短期のパリ旅行を利用してお店に買い物に来ています。
しかし、パンデミックの影響があり一時お客様の来店は止まりました。
しかしならが、最近ではお客様の来店は少しずつ戻ってきています。
幸運にもお店ではウェブで商品を販売しており、そこからお客様が商品を購入されました。
そして思った以上にベルギーから購入されるお客様が多いことに驚いています。
しかしながら反対にスペインやイタリアからの旅行者が減っているのも事実です。
アジア系のお客様については以前からそうですが、パリやパリ近郊に住んでいる中華系のお客様の来店が多いようです。
日本人のお客様ももちろんおり、フランス人の家族やお友達に日本から来た確かで本物の商品をプレゼントしたいようです。」

 

現在はヴァカンスシーズンが終わろうとしており、もう少しで学校が始まろうとしています。
私が店内で話を伺った時は、小学校高学年くらいの男の子を連れたご夫婦が買い物をしているのを見ました。
年に数回、学校休暇があり家族連れでの来店や他の地域からのお客様が訪れる機会となっています。

マダム山本、今回は多忙な中貴重なコメントを頂き有難うございました。
スタッフのマダム加藤、いつも私の話に付き合ってもらい感謝しております。
ヴァカンスを楽しんで、しっかりと充電して頂き、秋以降のクリスマス商戦の健闘をお祈りいたします。
お店のウエブサイトは以下です。
https://www.cool-japan.fr/
ぜひ皆さんもお立ち寄りください。

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