11/30・12/1・2 手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画〜手漉き和紙ができるまで〜』展開催

本場奄美大島紬を知る「原材料絹100%」

本場奄美大島紬は絹100%でできています。
逆に絹100%でないと、本場奄美大島紬とは認められません。

絹はシルクとも呼ばれていますが、
蚕の繭から作られる繊維です。

繭は蛾の幼虫が成虫になる時に身を守るために作られます。

そのため繭は、「調湿」「適温」「紫外線対策」という特徴をもっています。

 

絹は、繭の特徴である「調湿」「適温」「紫外線対策」を引き継いでいる繊維

夏の暑い時や、寝ている時に汗をかいても、吸湿性が発揮し余分な水分はすぐに放湿して、サラッと。
繊維間には、たくさんの細やかな気泡があるため、冬は保温性があり暖かく、夏はさわやかで、一年中心地よい素材です。

 

素肌に優しく第二の肌と言われることも

シルクは人間の皮膚と同じタンパク質からできていることからアトピーなど皮膚病にも効果がみられるほど肌にやさしく、すぐれた吸放湿性により、肌を清潔に保ち、細菌の繁殖を抑えるので、皮膚細胞の活性を促進し、素肌が潤います。

 

天然繊維による恩恵

絹は繭で自然からの恩恵をうけたもので、化学繊維と違って静電気を起しにくいので、チリやホコリを寄せ付けません。
また、化学繊維とは異なり高温でないと燃えず有毒ガスをださず、自然にやさしい繊維です。

絹は、美しい光沢、軽くてなめらかな肌触りがあり、人間の肌ととても相性がいい繊維です。

 

弱い部分は天然繊維ならでは。愛着もって丁寧に使えば一生モノ。

繭から紡いで糸にしているため、普通の生地より繊細で不良品になる可能性が高く、とても気を遣います。また、繊細であることから摩擦に弱く、手での押し洗いに陰干し、紫外線を吸収するため白色では黄色く変色してしまいます。
自然からの恩恵物ですし、どんなものでもパーフェクトなものはないと思いますが、この弱い部分を理解したうえで使用すれば、長く使用できる繊維です。

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