手漉き和紙鳥獣戯画が活版印刷の表紙に。
日本の手漉き和紙技術がユネスコ無形文化遺産登録10周年を迎えるのを記念し、高山寺より許諾をいただいて制作した手漉き和紙絵巻「鳥獣戯画〜手漉き和紙ができるまで〜」。
全長11m超の絵巻の中から紙漉きの場面を抜き出しました。
板干しによる木目の入った畳紙に、緑青社による活版印刷をすることで、手触りを楽しむことができます。
書く時は無意識に目盛をとらえ、
見る時はきれいに引き立つ『市松罫』
市松柄であるチェック柄はヨーロッパでも、モノを明確にチェックするためにモノの下に置くチェッカーボードとしても使われています。
中紙に使用している和紙の薄くやさしい特徴が、書いたものを引き立てます。
袋綴じ・見開き段差なし製本により、書きやすく裏写りも防ぎます。

※洋紙とは異なり和紙特性の毛羽たちがでますが、自然な風合いをお楽しみください。
※表紙・裏表紙は強度でしなやかな畳紙を使用していますので、かばんのなかで折れ曲がったとしても簡単には破れません。
※表紙・裏表紙に使われている畳紙の板目は、個々に模様が異なります。
※うっすらと浮かび上がる市松罫®を活かす和綴じから生みだされた製本になっており、1枚の和紙を折って2頁になるようなつくりになっています。折り目を切って頁数を増やしてお使いになる方もいらっしゃいますが、そのままのご使用をおすすめいたします。
※「市松罫」は企画屋かざあなを運営するスタイルプラス株式会社の登録商標です。
手漉き和紙職人の感性と技術から触発
表紙・裏表紙は埼玉県比企郡小川町で手漉きされた和紙で、乾燥の際に板干しを行うことで木目が残った畳紙(タトウ紙)を採用しソフトな風合いに仕上げました。小川町では、冬場のよく晴れた日に紙が天日に干す光景を千金に値する紙ができるという意味から「ぴっかり千両」と呼ばれました。
レビューを投稿するにはログインする必要があります。